私は終日、シャンソン(新春シャンソン篠塚)の予定。
当日、シャンソンと呼ぶ者はなく、全員からセカンド(セカンド篠塚)の方で呼ばれる。
私にとって、それはどうでもいい。
この日「10分遅れます」と連絡し、3分遅れで到着。
7分早めた私。
私にとって、それはどうでもいい。・・などということにはならないですね、申し訳ない・・。
3分の遅れを取り戻さんと、ほんのちょっとだけ多めに荷物を運ぶ。
(余談だが、翌週には中川村への運転も買って出た)
ちなみに、試合の無い日の私は、余程のことが無い限り、
リング設営の最終調整には加わらない。
私のその微調整で、試合に何かしらの悪影響をもたらせたくない。
そんな、小さなおまじないの様な、願掛けみたいなもの。
試合前、大将(火付魔珍)、代表(グレート☆無茶)、音響(元にんじゃりばんばん)、私で、
イベント開始時から終了時についての打合せ。
私はプロレスパートに集中すればいいが、大将は全体を見なければならない。
この日、座っている大将を見たのは、この時だけだったかも知れない。
明るい場所にいる忍者を見たのも、この時だけだったかも知れない。
打合せの最中から試合終了後を通して、私、
絶対に見られたらヤバイ資料をバインダーに挟み、1日を過ごしておりました。
試合前、ボンバイエ系ラーメンを食べるチャンスを伺う。
結果、ありつけず・・。
試合に出場するメンバーとは一通り会話をする私。
ボンバイエ系ラーメンを食べた選手とそうでない選手が匂いで分かる。
結果、実況するにあたり食べなかったことも正解なのではと思う。
開場後から案内のアナウンス。
しつこいくらいアナウンス。クドいくらいアナウンス。
それの甲斐もあったのか、または小諸の人が元々マナーが良かったのか、
特に大きなアクシデントも無くイベントは進む。
↑おそらく後者。
スポンサー紹介も兼ねたオープニングVTRが流れる。
流れ終わり、ちょうど14:00。
開始を告げる5カウントゴングが鳴らされ、第1試合が始まる。
越中選手がいきなりの登場で、一気に盛り上がる。
越中選手の横にしこさん(しこなかちろう)がいる。
リングアナという業務が無ければ、私は泣いてしまったかも知れない。
追悼セレモニーでの紹介文読み上げは人生初の経験。
とにかく、不手際が無いように細心の注意を払う。
小諸の方にとっての小林邦昭選手がどういった方なのか、原稿を読みながらヒシヒシと伝わる。
なお追悼セレモニーの実施は、新日本プロレス様にきちんと許可をとってもらってのこと。
第2、第3は信州プロレス。
信州プロレスはとても面白い。
小諸ボンバイエではそれがどれくらい伝わったのか不明ですが、
普段、もっともっと面白い。
もしかしたら、小諸ボンバイエではない場所の方がそれを伝えやすかったのかも知れない。
と、正キン突きのタイミングを見誤った私が言っております。
休憩後はアランヒルズ様の音楽ライブ。
ここでライブを入れたので、
・ライブがあったからプロレスを初めて見た人
・プロレスがあったからライブを初めて見た人
がそれぞれいたことでしょう。
とてもいい相乗効果。
第4試合、通常ならリング上でコールする予定でしたが、
マイクにとって、とても悪い予感がした私は、第2、第3と同様、実況席でコール。
案の定、粉と水がリング上を舞いました。アブないところだった・・。
フユカイ君は、"アブない"の向こう側に行ってしまった・・。
第5試合、SWFタッグの試合前の花束贈呈。
大浅間火煙子供太鼓クラブのみなさんに対し「俺たちよりデカイんじゃないか」という挑戦者チーム。
小力さんにだけある花束に、「バカヤロー!」と、小猪木さんの方がキレていた。
試合後のパラパラは、最前列で私も踊る。
少しでも後ろのお客さんの躊躇を無くせればと。
セミファイナル、リング上で「HELLO」をフルコーラス聞く。
試合後3日くらい、脳内ループする「HELLO」。
全選手入場後「続きまして」という私のアナウンスに、
「「続きまして」??」と疑問と呈する選手、そしてお客様からも声が聞こえた。
花束贈呈は青コーナーのデルフィン選手にのみ。
何故か赤コーナーから私が怒られる。平謝りを繰り返す。
「レフリー、和田京平」のコールに客席からはもちろん「キョーヘー!」のレスポンス。
そんなことをさせてもらって、とても恐縮。
メイン、レザーとフレディの入場。もうメチャクチャ。
リング上から「近づかない様に!」「逃げて!」とアナウンスするのが精一杯。
そんな空気がピーンッと静まり返る様な入場が藤原選手。
手拍子を煽るためにセコンドが私の居るコーナーでリングをバンバンッ叩く。
内臓に響いて具合が悪くなりそうで、申し訳ないと思いつつ、セコンドの手の下に靴を差し込み止める。
なおもバンバンッするでもう一度差し込む。それでもバンバンッするで3回目のストップ。
『お腹痛いから、ここで叩くのやめて』と伝える。
フユカイなバンバンッだった。
そして、魔珍入場で会場がドッカンッ!
そしてそして、代表の入場でも会場がドカンッ!
そしてそしてそして、Xの入場で体育館が割れるかと思った。
リング上は四方から音が集まるもんだから、全身の毛穴が開いた。
私は小島選手の入場時、入場ゲートではなくリング中央を見ていた。
お客さんの顔を見れる角度。
ゲートを見なくても、お客さんの様子で入場が分かる。
人生初の『新日本プロレス、~~』の選手コール。
みちのくプロレスのパンチ田原リングアナがポストしていました。
「面白い文章ほど淡々と冷静にアナウンスしたい
リングアナは出役であって出役でないというかそこが肝
「これ面白いでしょ」の意図が滲み出てトーン上がっちゃってるアナウンスには乗れない」
1行目も、2行目も、3行目も、全部に共感。
『スペシャルレフリー入場!』も『X・・・、小島聡入場!』も、
少し前の私であれば『!』のところ『!!!』くらいで言っていた。
他のコールと大差なく言うから、際立つということもある。のかな?
ビッグマッチながら、セミとメインの実況も依頼されていた。
おこがましくも、なるべく選手情報を中心にお伝え出来たのでは。
試合後、大将の思いが溢れる様を、優しそうに見つめる小島選手が印象的だった。
そして、来年の開催に向けて、募金をお願いしていた。
募金箱に1円でも入っていたのであれば、もう2025年大会がスタートしている様なもの。
私も協力したい。大将に協力したい。
私の結婚祝いに珍しいお酒をいただいたことへの16年越しのお礼と、
この日集合時間に3分遅れたことのリカバリーも兼ねて、ぜひ来年も。
町の体育祭と重ならない限り。
重なったら重なったで、こう、うまく、ね。
なお試合後、どうしてもにんじゃりさんと握手したくて放送室に。
しかし、すでにそこには巻物が1本置かれていただけだった。
画像はヤバイ資料。