改-５割５分６厘 ファスナーに勝つ

私を助けるのは、いつもプロレスだっ！！！

仕事中に着用しているスーツのズボン。

先日、そのファスナーが壊れ、閉まらなくなった。

もちろん、前のファスナー。

私は自動車通勤だが、駐車場から職場までは自転車。

小学生、中学生、高校生、も含む色々な人とすれ違う中、

ファスナーの閉まらないズボンで帰宅する勇気。

いや、勇気で片付けばいいが、何かしらの法に触れる可能性がある。

しかし、この日の私は違う。

この日は、あの、長野市内のとある場所で貸切興行があった日。

集合時間の関係で自転車で直接向かうため、普段の通勤用バッグは使用せず、リュックを使用。

そのリュックの中に、プロレスのコスチュームを入れていた。

しかも、この日の私は新春シャンソン篠塚。

つまり、スーツのズボンがもう１本ある！

助かった！！

私を助けるのは、いつもプロレスだっ！！！

リュックを背負わず、フックに掛ける時の輪っかを両手で前に持ち、

さも、お上品に振舞いながら「お先失礼します」。

その後、途中にあるトイレに寄り、ズボンを着替える。

とりあえず明日のことはどうでもいい、

今日、無事に帰宅できればいい。

そうして、私は勝った。

同じ週、子供の親子レクがあった。

今年は保護者がハンターになる「逃走中」だった。

私はハンター。

黒のスーツ、サングラスで、子供たちを追いかける。

途中、ズボンが破ける。

2日ぶり2度目。

通勤用スーツは黒ではないため、念のためシャンソンのスーツを持って行っていた。

私を助けるのは、いつもプロレスだっ！！！

しかし『破れていた方が、オイシイよな』というよからぬ考えが私の脳裏を過る。

結果、着替えず。

後半は、破れたズボンで子供たちを追いかける。

見ようによっては、捕まえる側から捕まる立場だ。

画像はファスナーを撮ろうと思いましたが、何かしらの法に触れる可能性がありましたので、ヒザのあたり。